子宮頸がんの説明
低用量ピルについて
ピルだけ外来
当院取扱いOC(低用量ピル):  シンフェーズ トリキュラー マーベロン
ヤーズ ルナベル(保険適用薬)

シンフェーズ
トリキュラー      1シートあたり2,300円(税込)開院記念キャンペーン価格
マーベロン 

上記3種に関しては、医師の診察が不要な場合、再診料・処方料等は不要です。

2011年1月より通常価格(2500円)になります。



ヤーズ (2010年11月に認可された超低用量ピル。 月経困難症の患者さんにのみ処方することができます。)
ルナベル(子宮内膜症による月経困難症患者さんにのみ処方することができます。)
1シートあたり2,097円(患者3割負担額)に加えて、初診料または再診料、処方料等がかかります。
低用量ピルについて
低容量ピルには、本来の卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンが少量含まれています。 低容量ピルを服用すると、血液中のエストロゲン量は少なくなります。 これは一見不思議です。 何故なら、元々月経周期がある15-45歳の女性では血液中にはエストロゲンが沢山あります (40-400 pg/ml)。 そこへ少ない量とは言え、外からエストロゲンを体に入れれば(服用すれば)、服用した分だけエストロゲン濃度は上がるのではないかと考えられます。 実は服用の時期によってはそうなる可能性もあります。

 では、なぜ、月経周期がある女性が低用量ピルを服用すると、エストロゲン濃度が低下するのでしょうか? 
それを知るためには、通常の女性のホルモンの動きを理解する必要があります。
月経で子宮内膜が外に出てしまった後、卵巣から分泌されるエストロゲンにより子宮内膜が作られ、月経周期14日目にエストロゲン濃度も子宮内膜の厚さもピークに達します。 その後エストロゲンは低下し、替わりに男性的なプロゲステロンが急増し(月経周期の後半はニキビが出現、便秘、イライラなど情緒不安定)、できあがった子宮内膜を受精卵が着床しやすくするための準備をし、また子宮内膜が剥げない様に維持します。 

プロゲステロン分泌から2週間たっても、受精卵が子宮内膜に辿り着かない(妊娠しない)場合、エストロゲンもプロゲステロンも一気に低下し、子宮内膜は剥がれ落ちてしまいます(妊娠しなければ生理がある)。 そして月経中はエストロゲンもプロゲステロンも無い状態になります (月経中は若い女性でもホルモン的にはお婆さんです)。 脳下垂体にはエストロゲンが血液中にあるかをチェックするセンサーがあります。 若い女性でエストロゲン無い状態が3-5日継続すると、さあ大変ということで、脳下垂体から卵巣の卵に向けてエストロゲンを出しなさいという命令(FSH)を出します。 これを受けて、卵からエストロゲンが分泌され、月経の周期が開始されることになります。

 低用量ピルを月経開始直後 (1-3日目)に服用すると、少量とはいえ、エストロゲンが血液中にあるので、脳下垂体は卵巣に命令(FSH)を出さなくなり、卵巣からの大量のエストロゲン産生が行われなくなり、女性の血中には低用量ピル内に含まれる少ない(必要最小限の)エストロゲンとプロゲステロンしか存在しなくなるのです。 低用量ピル服用した場合と通常の状態との違いは、

1) 女性ホルモン( エストロゲン、プロゲステロン)が通常の1/5程度になる(ホルモン依存性の筋腫の予防、治療が可能)、

2)排卵後に分泌されるプロゲステロンが初めから血液中にあり、その結果排卵しない、

3)二つの女性ホルモンが通常と異なり、日ごとの変化が少ない(気分の抑揚が少なく、安定する)。 

 低用量ピルを服用すると、避妊できるだけでなく、ホルモンが少ないため、子宮内膜が薄くなり、月経血量が少なくなり、骨盤内に逆流する量も減るため月経痛も減少、子宮内膜症の発生も少なくなります。  
 規則正しく月経が来て、痛みが軽く、量も少なくなるだけでも十分ですが、毎月子宮内膜がはがれるため、そこに出来る子宮内膜がん(子宮体がん)も予防され、排卵が原因の卵巣癌も予防可能になります。
 嬉しい事に10年以上服用すると、服用終了後も子宮内膜がん、卵巣癌予防効果が持続するといわれています。 

 尚、低用量ピル中止後、直後から (遅くとも2-3ヶ月以内に)妊娠可能になります。 即ち、今すぐ妊娠を希望せず、将来妊娠希望で、卵巣癌、子宮内膜癌、筋腫、子宮内膜症などになりたくない女性が服用に適しています(即ち殆ど全ての女性が服用した方が良い)。 1950年代から毎日服用してきた欧米人は、既に20 年前から1週間に一度貼るタイプ、月に一回膣にいれるタイプ、最近では腕にマイクロチップ(1年間有効)を埋め込むものなど、より便利なものに進化しています。 日本では独特の文化が妨げになり、この女性の味方である低容量ピルが普及するのは10-20年先になると推定されます。
低用量ピル服用の利点
★ 子宮内膜症の進行抑性と症状の改善
★ 卵巣癌の予防
★ 子宮体癌の予防
★ ホルモン依存性の筋腫の予防
★ 骨粗しょう症の予防
★ 月経困難症の軽減
★ 生理不順の改善
★ 月経血量の減少
★ 貧血の改善、予防
★ 肌あれ、にきびの改善
★ 避妊
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